ジャズ曲はいろんなテンポで演奏されるもの

スタンダードジャズ曲はどんなテンポや拍子で演奏しても良いです。演奏する人がハマる弾き方をしていろんな雰囲気に変化していくものです。
スタンダードジャズ曲の枯葉は様々な演奏スタイルがあります。
キヤノンボールアダレイのsomethin elseというアルバムにあるマイルスデイビスがミュートトランペットで吹く枯葉は、バラードのテンポで聴いていると冷たく寂しい都会の夜を連想させます。
スタンゲッツの枯葉はテナーサックスによる演奏です。ビブラートを細かくかけて朗々と自由に吹いています。秋の静けさを感じます。こちらもバラードの演奏です。
ピアニストのビルエバンスはアップテンポで演奏しています。途中ベースと交互にソロを取るところがありますが枯葉のメロディもコードも出てこなく、Gマイナーでアドリブの掛け合いをした後、ビルエバンスのアドリブが始まり枯葉のコード進行で盛り上がっていく仕上がりになっています。